ドラマ化決定!「陰陽師」原作・瀧夜叉姫 あらすじ・解説 | LI techno  

ドラマ化決定!「陰陽師」原作・瀧夜叉姫 あらすじ・解説

「上弦の月を食べる獅子」「キマイラシリーズ」で有名な夢枕獏の「陰陽師」シリーズ初の長編、瀧夜叉姫のあらすじ、解説をしていこうと思います!

あらすじ

平安の都では、奇妙な事件が次々と起きていた。巨大な蜘蛛の牽く車が姿を現し、孕み女が、たてつづけに腹を裂かれて殺された。

不穏な空気が都を支配する中、源博雅と都のうわさに興じる安倍晴明のもとを、晴明の兄弟子である賀茂保憲が訪れる。体調がすぐれず臥せっていると噂される平貞盛が、原因不明の瘡(できもののこと)を患っているという。そこで、保憲は貞盛の瘡の治療を晴明に依頼しに訪れたのだった。

数日後、晴明が貞盛のもとを訪れるが、貞盛に、じきに治るので心配には及ばないと治療を拒否されてしまう。晴明はもし治療を頼みたくなった時には一条戻り橋でその旨をつぶやけば参上すると言い残し、屋敷を後にする。すると、帰り際に蘆屋道満に声をかけられる。どうやら、道満が貞盛の瘡の治療を請け負ったようだ。

しかし、道満にもその瘡は手に余った。匙をなげた道満は「へたをすれば、この都がひっくり返る」と晴明に言い残し、すでに貞盛に報酬をもらったこともあり、高みの見物を決め込むことにする。

ほどなく晴明のもとへ貞盛から呼び出しがかかった。貞盛が、例の瘡を晴明と博雅に見せると、瘤で埋まった顔の隙間から眼球が現れる。

そして貞盛とは異なる声が、貞盛の口を通してしゃべりだした。その様は、まるで、瘡に貞盛が乗っ取られているかのようであった。

登場人物

安倍晴明 都に住む陰陽師

源博雅 晴明の友人

賀茂保憲 晴明の兄弟子である陰陽師

平貞盛 原因不明の瘡(できもの)を患う。

祥仙 貞盛の瘡を治療している謎の医者

如月 祥仙の娘

平維時 貞盛の息子

俵藤太(藤原秀郷) 将門の乱の折、平将門の首を打ち取った人物

蘆屋道満 晴明と同じ陰陽師だが、怪しい術を好んで使う。何を考えているかわからない

貞盛の恐ろしい行いと祥仙のたくらみ

貞盛は、顔の瘡を治すために祥仙を側近の医者として仕えさせていました。

祥仙は、貞盛の顔に特製の塗り薬を塗り、それでしばらくは瘡は治まっていました。

しかし、しばらくするとその薬も効かなくなり、顔じゅうが瘡だらけで、かゆく、血と膿が滴るようになります。

貞盛は祥仙に何か方法はないかと問い詰めると、祥仙は世にもおぞましい治療法を提案してきたのです。

その方法とは、「児干」といい、まだ生まれていない男の子の赤ん坊(胎児)の肝を生きたまま食べるというものでした。

はじめはその方法に驚き、避けていた貞盛ですが、瘡の症状が悪化するにつれ性格が残酷になっていき、ついには「児干」をするようになっ

てしまったのです。

黒幕

黒幕は祥仙でした。

祥仙は実は将門の乱の折に将門に乱を起こすようにそそのかした「興世王」という人物が、医者に成りすました姿だったのです。

祥仙は、将門の乱で敗れ、燃やされた将門の灰を薬と称し貞盛の瘡に毎日塗り込み、貞盛の体に将門を取りつかせ、復活させました。

「興世王」の本当の正体とは?

興世王は、源純友の乱で自分の息子を犠牲にしていきのびた純友でした。

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