大人にこそ読んでほしい「星の王子様」サン=テグジュペリ 名言集・感想 | LI techno  

大人にこそ読んでほしい「星の王子様」サン=テグジュペリ 名言集・感想

サン=テグジュペリ作 「星の王子様」、一見子供向けのように思えますが、この作品は人生に疲れたり、何か傷ついた時にこそ読んでほしい作品です。(例えば、恋人を傷つけてしまった、仕事に疲れた、大切な人を失ってしまった時…)

原題は”le petit prince”(フランス語)。意味は、小さな王子様、というところでしょうか。「星の王子様」は、日本独自の訳ですね。素敵でとても心惹かれる訳だと思います。

あらすじ

主人公のぼくは、幼い頃、像を丸呑みしたヘビの絵を描いて大人を困惑させた。初めて描いた絵をけなされたぼくは、それから全く絵を描かなくなってしまいます。そして、大人の言う通り、地理や、歴史や、算数や、国語を勉強して成長します。
そうして大人になったぼくは、操縦士になります。ある時サハラ砂漠で不時着したぼくが出会ったのは、小さな惑星から来た王子様でした。その王子様は地球の大人とは違い、真実を見抜く力や、素敵な想像力を持っていました。「ぼく」は、王子様と友達になりました。
王子様は、小さな星に住んでいました。その星には、3つの火山と、バラが咲いていました。王子様は、そのバラを大切にしていましたが、バラの言葉に疲れて、野生の鳥にのって星から逃げ出してしまいます。別れ際、バラは王子様を心配するような態度を取ります。バラは、王子様を愛していたのでした。
王子様は、いくつかの星を渡り歩き、様々な大人と出会います。王様、うぬぼれや、酔っ払い、ビジネスマン、点灯夫、学者。そこで王子様はバラが短命なことを知ります。

王子様が最後に来た星は地球でした。王子様は砂漠で、ヘビやたくさんのバラ、キツネに会いました。そして、「ぼく」に出会ったのです。「ぼく」と王子様はたくさんのお話をし、井戸を探しに歩きました。井戸を見つけた「ぼく」は、王子様に水を飲ませます。王子様にとって、この「水」は特別なものになりました。

王子様は、自分の星に帰るためは自分の体を捨てなければいけないのでした。「ぼく」は王子様とお別れをします。王子様は、ヘビにかまれ、抜け殻になってしまいました。しかし、次の日「ぼく」が見てみると王子様の体は消えていました。王子様は、星に帰れたのかもしれません。

感想

気付かないうちに大人になって、大切なものを忘れていたことを思い出させてくれる一冊でした。王子様にとってのバラは恋人や家族のような大切な人だったのでしょう。時には、そんな人とうまくいかなくなって、離れたくなる時もあるかもしれません。でも、離れてみて初めてその人の良さや意外なところに気付くことも沢山あるでしょう。王子様がバラのもとへ帰っているといいですね。

 

名言集

「大人っていうのは、真実を見抜くことができないからです。」
象を消化している蛇の絵を描いた「僕」に、大人が帽子の絵だといった時

「ボクは何一つ大切なことを学ばなかった……。バラの言葉ではなくて、バラの行動について判断するべきだったんだ。バラは、素敵な香りでボクを満たし、ボクの心を明るくしてくれた……。」
(王子様が、バラの言葉に傷つけられて、バラを置いて星から逃げ出したことを後悔して)

「あの人は、きっと、<王様>や、<うぬぼれや>や、<酔っ払い>や、<ビジネスマン>からは馬鹿にされるだろう。だけど、ヘンじゃないのはこの人だけだ。だって、この人だけが、自分以外の人たちのために働いているんだもの。これまで会った人たちは、みんな、自分のことしか考えたいなかった。」
(王子様が点灯夫に会った時)

「ぼくは、君のとって、ほかの何千匹ものキツネと全く同じだからね。だけど、もし君がぼくと絆を結んだら、ぼくたちはお互いを必要とすることになる。君は、ぼくにとって、世界でたった一人の友だちになるんだそして、ぼくは、君にとって、せかいでたった一人の友だちになる……」

「君は、いったん誰かを飼いならしたら、いつまでもその人との関係を大切にしなくちゃ」
キツネが王子様に言ったセリフ)

「家でも、星でも、砂漠でも、それを美しくしているのは、何か目に見えないものなんだね」
(「ぼく」が昔住んでいた家には宝が隠されているという言い伝えがあり、そのおかげで家全体が素敵になっていた。という言葉を受けて)

「いまぼくが見ているのは、単なる入れ物に過ぎない。本当に大切なものは、このなかに入っている目に見えない何かなんだ」
(「ぼく」のことば)

「人間たちは、急行列車に乗り込むけれど、自分たちが何を探しているのかわかっていない。やたら動き回るだけで、自分たちが堂々巡りしていることに気付かないんだ。」

「キミが夜空にまたたく星を見る時、ボクがそれらのうちひとつに住んでいて、そこで笑っているから、キミには、全部の星が笑っているように見えるはずだよ。つまり、キミにとって、星っていうのは、何よりもまず、笑う存在だっていうことになる……。」

引用元『星の王子様』サンテグジュペリ、浅岡夢二 (kindle版)

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